合格者の声

合格者の声

皆川 哲儀さん

  • 15期生 1年コース
  • 令和4年 修了考査合格(大学4年生)

合格後の予定は?

不動産仲介会社入社

大島不動産鑑定を選んだ理由は?

大島道場を選んだ理由は様々ですが、やはり一番の理由は大島道場の高い合格実績にあります。また、実務修習の勉強に関する豊富なノウハウをご提供いただいたおかげで、実際に要点を把握しながら効率的に勉強を進めることができました。
加えて、指導内容も大島道場を選んだ理由の一つです。
作成した鑑定評価書のチェックをしていただけるのはもちろん、試験の直前期になると修了考査対策も行っていただけます。口述考査対策を行っている鑑定事務所はほぼないと聞いていたので、口述考査も含めて修了考査対策を徹底することができる点は非常に魅力的でした。

苦労したことや工夫したことは?

苦労したこと:口述考査対策での鑑定評価書の説明
自分が作成した鑑定評価書について鑑定士から質問を受け回答を行う、口述考査では初期の鑑定評価書の見直しが甘く、評価書の説明に当時はかなり苦しむこととなりました。
工夫したこと:スケジュールの調整
初期に作成した鑑定評価書はスケジュール調整を全く行わず、提出期限のギリギリになって提出したため精度がかなり低いものとなってしまった経験から、この失敗を踏まえてからは各鑑定評価書の提出期限から逆算し、余裕をもったスケジュールを立てて取り組むようにすることで、結果的に鑑定評価書の精度を上げることができました。

楽しかったことは?

当時楽しかったこととしては、作成した鑑定評価書案についてそれぞれ話し合ったことが真っ先に思いつきます。見落としていた箇所を様々な観点から発見できることができるため、非常に刺激的で楽しかった記憶として残っています。
また、大島道場には本当に多くの実務修習生が在籍しているため、様々な業種・立場の方とお話しすることができ、就職活動を行っていた私にとっては色々な職業のお話を伺うことができ、非常に貴重な時間を過ごすことができたと感じています。当時はコロナ禍もあり、同期間でのコミュニケーションは取りづらかったものの、現在でも食事会等での交流は続いています。

後輩へのアドバイス・合格の秘訣は?

人によっては時間の確保が難しく実務修習の合格のみに注力しなければならない場合もあるかとは存じますが、今後鑑定士として活躍するために勉強をしているということを忘れずに、鑑定について興味を抱いたことや疑問に思ったことは積極的に相談・質問をしながら学習を進めてほしいと思います。
個人的に感じたことではありますが、積極的に大島道場が開催するゼミに参加した方や質問をしていた方とそうでない方との間には、1年の短い期間ではありますが、最終的には大きな差がついていたように感じます。私も当時もっと多くのゼミに参加していたらと後悔の念を抱いているため、時間がもしあるならば合格のみに執着するのではなく、今後を視野に入れて学習する機会を自分からつかんでいただければ幸いです。

亀井 ちひろさん

  • 15期生 1年コース
  • 令和4年 修了考査合格(薬局・不動産の管理業務)

合格後の予定は?

1年間の実務修習を通して、同じ不動産の評価でも評価へのアプローチ過程は複数あり、論理的かつ説得力のある筋道を立て、依頼者に対してわかりやすい説明のできる鑑定士になることを目指し、不動産鑑定士が多数所属する(一財)日本不動産研究所に入所しました。今後は、多数の案件をこなしつつ、特定分野の専門性を高め、依頼者の抱える不動産の悩みを解決できる不動産鑑定士になることを目標にしています。

大島不動産鑑定を選んだ理由は?

多種多様なバックグラウンドを持つ指導鑑定士が所属しており、仕事をしながら修習できる柔軟な環境が整っている大島道場に魅力を感じ、実務修習先として選びました。実際、思っていた以上に自分に合っており、修習が終わるのが残念な気持ちになるほどでした。
・1人の先生に偏らずに評価に対するアプローチを学べる
・夜でも質問できる環境が整っている
・実務修習の過去の資料やデータの蓄積がある
・ゼミ方式で同じチームの修習生と意見交換できる機会が頻繁にある
・本試験同様の模擬面接があり、評価内容について厳しいフィードバックを受けることで、事前に課題をみつけられる
などなど…大島道場で学ぶ利点を挙げると枚挙に暇がないです。おかげで合格できました。

苦労したことや工夫したことは?

評価書を論理的に書くこと、口頭試験対策に苦労しました。軸を明確にして書き進めていく中で、気づかないうちに矛盾が生じてしまい、指導鑑定士からは多くの指摘を受けました。丁寧に見直して修正していくことで、対象不動産の確定・確認がしっかりできておらず、最初のステップに戻るということもありました。締め切り期限に追われながら夜な夜な作業するということも頻繁にあり、苦労しました。また、模擬面接の準備は緊張感があり、想定質問・回答をひたすらシュミレーションしました。それでも、模擬面接では、質問にうまく答えられない、そこではじめて気づく論点もありました。そうした中で、同じ目線の同期と情報共有や評価に対する考え方の話し合いを通じて、自分の思考を整理でき、徐々に合格への自信につなげることができました。

楽しかったことは?

合格後の飲み会が一番楽しいのはもちろんですが…ゼミを通して、指導鑑定士の先生や同期の方との交流も、不動産鑑定経験のない私にとって、視野を広げる貴重な時間となりました。 実務修習では、基本演習で他の修習機関に所属している修習生と話す機会があります。基本演習後に大島道場のメンバーで論点整理をしたり、他の修習生所属機関の考え方を共有したりする時間は、鑑定に関わる深い知識を得ることができる楽しい時間でした。

後輩へのアドバイス・合格の秘訣は?

実務修習の最短合格を目指すなら、大島道場がおすすめです。無駄のない大島道場のスケジュールをこなすことで必ず合格できます!実務修習の修了考査は、論文試験より楽という認識でいましたが、甘かったです。理論と実務の橋渡し期間は、これから鑑定士として働くうえで忘れられない1年となるはずです。

福田 枝里子さん

  • 15期生 1年コース
  • 令和4年 修了考査合格(主婦)

合格後の予定は?

不動産鑑定会社就職

大島不動産鑑定を選んだ理由は?

私は社会人経験が浅くエクセル・ワード等のパソコンスキル、不動産に関する専門的知識に不安がありました。大島道場は実務修習機関として数多くの指導実績があり、鑑定実務はもちろん修習生の実情に応じたきめ細かい指導をしていただけると思い選択しました。実際に、実務修習が始まるとあらかじめエクセル操作方法の解説が用意されており、分からないことがあれば質問もしやすくスムーズに課題に取り組むことができました。また、建築物や道路の特性、不動産の取引事例など実務経験の無い私にとってイメージしにくい事項についても各先生方の講義を通じて理解することができ、今振り返ると当初の不安が嘘の様に学びの多い充実した一年を過ごすことができました。

苦労したことや工夫したことは?

家事や子育てをしながらの実務修習でしたが、家族に協力をしてもらい検算会やチームミーティングなどになるべく出席するようにしました。コロナが5類に移行する前でズームを使った指導が多くあったのですが、自宅のIT環境が整っていなかったため家族には色々不便をかけ申し分けなかったです。どうしても都合がつかない時は必ずアップされた収録動画を確認し、不明点があれば先生や同じチームの仲間に聞くように心掛けました。

楽しかったことは?

複数人がチームになって一つの不動産の評価について指導を受けていましたが、同じ不動産であっても考え方は人それぞれで、自分と同じ考えもあれば違った考えの方もいたり、自分が気付かない点に着目していたりとチーム内での話合いは目からウロコで勉強になりましたし、とても楽しかったです。

後輩へのアドバイス・合格の秘訣は?

実務修習前は私のような主婦ではとても合格などできないのではないかと不安でいっぱいでしたが、先生方の指導についていき、大島道場のサポート体制をフルに活用することで無事合格することができました。これから実務修習を検討されている方も心配することなくチャレンジしてみてください!

藤田 拓斗さん

  • 14期生 1年コース
  • 令和4年 修了考査合格(自営業(不動産業))

合格後の予定は?

岡山県で不動産鑑定士として独立開業

大島不動産鑑定を選んだ理由は?

恥ずかしい話ですが、試験合格後に実務修習という何かがあるらしい、程度の理解でしたので、とりあえず試験合格後に資格の専門学校に問合せたところ、大阪の大島不動産鑑定の実務修習が手厚いという情報を入手しました。大島不動産鑑定をインターネットで検索し、実務修習の内容を見たときは、合格して気持ち良くなっていたので心が折れそうでした。正直ホームページだけでは心の整理がつかなかったのと、実務修習についての詳細を確認したかったので、とりあえず不安でいっぱいで大島先生に会いに行きましたが、丁寧に説明いただき、大島先生の人柄と経験値を体感して、即日大島道場に入門しました。

苦労したことや工夫したことは?

私は岡山県出身なので、とにかく大阪の土地勘がなかったことが一番苦労しました。そもそも地名の読み方すらもわからず、調べて仮名をふることからスタートするレベルで、現地調査では、近い現場を連続して行けば効率が良いのに、なぜか間で遠い現場に行ってしまってまた来た道を戻るようなことも多々ありました。大阪中心部のメインの筋や通りを暗記して、それを軸に何度も地図を見て位置関係を確認しながら現地を走りまわったり、時にはストリートビューでも走り回ったりと、工夫して土地勘を身につけました。修了考査のときには、大阪中心部の位置関係が言葉で説明できるレベルになっていました。

楽しかったことは?

鑑定評価書に書く内容はほとんど同じだとしても、人によって文言や形式、言い回しが異なり、それによって鑑定評価書の個性のようなものが感じられるので、他の人の鑑定評価書や文献を見て参考にしたり、自分なりに言葉を考えて試行錯誤したりを繰り返したことが思い出されます。比較的几帳面な性格なので、形式や言い回しの統一感を大事にしていました。また、現地写真も綺麗で見やすい写真を心がけ、こだわりすぎるあまり納得できずに撮り直しに行った現場もありました。現地では、いかに近所の方に怪しまれないように短時間で写真撮影するかという、ある種の探偵的な要素もあって楽しかったです。

後輩へのアドバイス・合格の秘訣は?

大島道場に入門し、決められた課題をきちんとスケジュール通りにこなして、自分の中に落とし込みすることが出来れば必ず合格できると思います。わからないことがあれば積極的に質問していくことも大事ですが、いったん置いておいて、別のことを進めていく中で理解できたりすることもあります。焦らずに頑張ってください。

山本 誠司さん

  • 14期生 1年コース
  • 令和元年 修了考査合格(無職)

合格後の予定は?

令和2年11月にすべての実地演習、基本演習の報告書を提出し終えて、島根県隠岐の島町に家族で引越。令和3年3月の修了考査の合格発表後、すぐに鑑定士登録、鑑定業者登録し、3月下旬に(超地方の)隠岐の島町で個人事務所を58歳で開業。

大島不動産鑑定を選んだ理由は?

大手の鑑定業者や個人事務所に所属していない私のような身寄りたよりのない者には実務修習を依頼できるところは東京圏でもほぼないことは事前にわかっていました。受験予備校の古参の仲間から、大島道場ならほぼ確実に修了考査に合格させてくれると評判だったので、合格発表翌日の土曜日に大島道場に電話して申し込みました。
私は当初から個人事務所の開業を前提としていたので、開業後にも鑑定に関するノウハウや知識のみならず、事務所経営上の課題や困りごとなど(営業方法や国土交通省の検査対応、税務申告等)を教えていただける指導鑑定士を探していました。大島道場は指導鑑定士も多く、また先輩鑑定士も多いのでジャストミートな道場でした。

苦労したことや工夫したことは?

令和2年に入り、実質的に実地演習が始まろうかという頃に新型コロナウイルス感染症の流行により、実務修習の実施方法が大きく変更されました。基本演習も自宅からリモート参加となり一度も集合することなく4回とも終わってしまいました。大島の東京道場に集まる同期生も少なく前半戦はさみしい状況が続きました。私は時間があったので提出物の報告書をたっぷりと時間をかけて徹底的に仕上げました。大島のテンプレートで作成した報告書は、表紙だけ変えて開業後もそのまま使えます。取引事例比較法や原価法の計算シートは今もほぼそのまま使っています。実務修習中に徹底して書き方を練習しておいてよかったと今でも思っています。

楽しかったことは?

実地演習や基本演習の一番大事な終盤戦となる10月頃からは、東京道場に集まる人も増えてきました。4回目の提出物は絶対「おとせない」ので、修習生のみで自主的な検算会を2回実施しました。夕方から終電間近まで15人ぐらいで論点を議論して自分の報告書をブラッシュアップしたのが最大の楽しい思い出となりました。様々な知識や経験を持った者同士のいろいろな角度や視点からの議論はたいへん刺激的で勉強になりました。

後輩へのアドバイス・合格の秘訣は?

修了考査対策としては、記述の考査のための地道な勉強はもちろん必要ですが、他の修習生の模擬面接(11月から実施される大島道場の先生方と修習生との30分程度の口述考査の個人リハーサル訓練)の収録VTR等を観ることはとても重要です。私は2月に125本のVTRを見て、質問と正しい回答と「言ってはいけない回答」(例えば、「公示価格は時価を反映していません!」など)を表にまとめて論点を整理しました。口述の考査で実際に質問された内容は、ほぼ模擬面接で質問された内容だったので全くあわてることなく落ち着いて回答できました。
私が開業した島根県には現在15名の鑑定士がいますが、そのうち3人が大島道場出身です。わたしの1年先輩の浜田市の本多さんは大阪道場出身ですが、いつも何から何まで親切に教えていただいています。本多さんがいなかったら開業後にたちまち頓挫していたかも、と思います。大島道場の「人のネットワーク」は開業後もとても有益です。大島道場を選んでよかったと心底、思います。
是非、皆さんも(超地方で)独立開業を目指して頑張ってください。

船木 久義さん

  • 15期生 1年コース
  • 令和4年 修了考査合格(弁護士)

合格後の予定は?

不動産鑑定士として独立開業。

大島不動産鑑定を選んだ理由は?

(1) 充実した指導が受けられること
私が大島不動産鑑定を選んだ理由は多数ありますが、最も大きな理由は充実した指導が受けられるためです。私は本業が他業種ですので、修習で初めて鑑定の実務に触れる状態でした。それ故、実務の基本からきめ細やかに指導してもらえるかが重要なポイントでした。
この点、大島不動産鑑定では、実地調査の基本から丁寧に指導してもらえますし、修習生4~5人に対して指導鑑定士が1人つくため、手厚い指導を受けることができました。
また、大島不動産鑑定では、修習生4~5人と指導鑑定士1人で一つの班を作り、班員が同じ題材を用いて各々評価書を作成します。それ故、疑問点を班員同士で共有することができましたし、他の班員の疑問点を聞くことで自分では気づかなかった問題点も把握することができました。
その上、自分が作成した評価書について、指導鑑定士陣からびっしりと赤入れ(添削)をしてもらえます。自分では概ね完成したと考えていても、赤入れで鋭い指摘を受けることで、まだまだ精度が足りないことを痛感させられますし、その分理解が深まることを実感しました。
さらに、定期的にWeb上で質問コーナーの時間が設けられますので、評価書を作成する途中で生じた疑問をすぐに解消することができました。
そして、修了考査対策も非常に充実しており、6回以上の模擬口述試験を受けられます。また、その模擬試験も全て録画され共有されますので、同じ班のメンバーの模擬試験を視聴することで、より一層自分の題材の理解を深めることができました。
このほかにも、指導鑑定士陣による実務的な講義が定期的に開催されたり、検算会も随時開催されたりと、本当に数え切れないほどの指導が受けられますので、これから実務修習を受ける方に自信をもって大島不動産鑑定をおすすめできます。
(2) 鑑定士登録後のサポートも受けられること
また、私は、他業種を本業としながら、鑑定にも携わるべく、不動産鑑定士登録後すぐに独立開業しました。本業の仕事柄、鑑定の依頼を受ける機会が少なからずありますが、修習では扱ったことのない類型が少なくないため、自分一人では対応が容易ではありませんでした。
この点、大島不動産鑑定では、鑑定士登録後の独立開業をサポートする制度も整っており、私も実際にその制度を利用して評価書作成の支援を受けました。その結果、初めて触れる類型でも十分な水準の評価書を作成することができ、円滑に鑑定業を遂行することができております。

苦労したことや工夫したことは?

修習中に苦労したことは、やはり本業と時間の調整をつけることが容易ではなかった点です。実務修習では、eラーニング視聴や13類型の評価書作成に加えて、基本演習も4回開催されるため、修習期間中は相応の時間を修習に費やすことになります。それ故、本業が忙しくなると時間の捻出に苦労することがありました。
もっとも、大島不動産鑑定では、13類型ごとに適切なフォーマットが用意されていますので、形式面に多くの時間を割かずに、内容面に集中して修習に取り組むことができます。したがって、働きながら実務修習を受けようと考えている方にはより大島不動産鑑定をおすすめできると思います。

楽しかったことは?

修習期間中はやはり大変だったという印象がありますが、修了考査終了直後の大島道場での懇親会がとても楽しかったことを覚えています。同じ釜の飯を食った仲間同士で修習中の苦労を分かち合えたことは、何事にも代え難い貴重な経験だったと思います。
また、鑑定士として登録した後も、大島道場で定期的に懇親会が開催されますので、そこで同期のみならず先輩・後輩とも交流を深めることができます。私は本業が他業種であるため、大島道場での懇親会が貴重な意見交換の機会となっています。

後輩へのアドバイス・合格の秘訣は?

実務修習で知り合った他の実務修習機関の修習生の中には、「指導鑑定士から指導をほぼ受けられず、題材選びすら自分でしなければならない」と嘆いている方もいらっしゃいました。修習中に学ぶ内容は実務で活躍する上での礎となるものですので、修習中にどれだけ密度の高い指導を受けられるかによってその後の実務にも大きく影響すると思います。
この点、大島不動産鑑定は、毎年多くの修習生を迎え入れ、多数の不動産鑑定士を輩出した実績がありますので、将来鑑定士として活躍するために必要な知識やノウハウが揃っています。実務修習機関の選択に迷われている方は、是非一度大島先生に話を聞いてみることをおすすめします。

石川 智也さん

  • 14期生 1年コース
  • 令和3年 修了考査合格(ホテル運営会社 企画開発部)

合格後の予定は?

引き続き、ホテル運営会社にてホテル開発に従事。

大島不動産鑑定を選んだ理由は?

確かな合格実績があり、多くの卒業生が不動産業界で活躍しているためです。
実務修習や修了考査で知識を得ることはもちろん重要ですが、「試験」という面もあると思います。「試験」である以上、対策は重要であると考えていたので、確かな合格実績がある大島道場を選びました。
大島道場は修習機関として規模が大きいため、同期が多く、また大島道場で学んだ卒業生も広く不動産業界で活躍しているので、縦横のつながりができることも期待していました。実際にOBOG会で知り合った方と仕事でご一緒することができ、開発案件を一件成就させることができました。引き続き検討している案件もあり、非常に良い出会いが多いです。
またこの点は入った後に感じたことですが、修習生が多いため、指導鑑定士の先生も多く、複数の先生の意見などを聞くことができた点も良かったです。指導鑑定士の先生も様々なキャリアの方がいて、色々な話を聞けることは評価書のみならず、不動産の知識を深めることに繋がりました。

苦労したことや工夫したことは?

不動産鑑定士試験と同じように仕事との両立は大変でした。1年コースでしたので、2~3ヵ月毎にある各類型の提出期限前は土日休み返上で評価書の作成に追われました。指導鑑定士先生のスケジュールに沿って進められれば、その様なことにはならないのですが、仕事の繁忙期と重なる場合には、避けられないかなと思います。ただ、不動産鑑定士試験の暗記に比べれば辛くないかなと思います。
評価書の作成にあたっては、同期との意見交換を大切にしていました。特に案件の評価の部分では必ずしも正解がある訳ではありませんので、仲間との議論が評価書としての厚みや精度を上げる上で非常に重要だったかなと思います。また指導鑑定士先生もチャットで気軽に質問でき、的確なアドバイスを頂けることも助けとなりました。

楽しかったことは?

修了考査の面接練習は最も力がついたと思います。表現が適切か分かりませんが、圧迫面接のような理詰めの質問に対して、どのように答えるかを繰り返し考えることで、理解や思考が深まった気がします。それは仕事でのバリュエーション業務にも活きていると思います。面接練習の一回目は泣きそうになりました。ですが、大島道場では何度も圧迫面接がありますし、同期の面接練習も見て勉強することができるので、回を重ねる度に自分の成長を感じました。指導鑑定士の先生は必ず聞かれたくない点を突いてきますので、それらを対策した上で本番の面接試験に臨むことができる点は非常に良いと思います。
また繰り返しですが、同期との討論会は知見を広げる上で非常に有意義でした。正直、自分一人では理解することができなかった論点もあった気がします。そんなときに、一緒に考えてくれたり、アドバイスをくれる同期には本当に助けられました。会社も年齢も異なるメンバーですが、「鑑定同期」という不思議な繋がりのためかもしれません。楽しい飲み会もありました。一部、コロナ禍と実務修習の時期が被ってしまったことが残念です。

後輩へのアドバイス・合格の秘訣は?

実際に実務修習を終えて感じたことは、大島道場で実務修習をすれば確実に力がつきますし、同期と一緒に努力していれば、修了考査をパスすることはそこまで難しくないと思いました。少なくとも不動産鑑定士試験よりは大変で無いと思います。私は建築系からキャリアをスタートしたため、不動産や経済の領域について知らないことが多く、苦戦することもありましたが、指導鑑定士の先生の指導で、無事にストレートで修了考査を修了することができました。修習で得た知識は、現職のホテル開発のベース知識になっていると感じています。具体的には、借地権の設定、ホテル開発の新たな動き(分譲など)などの検討の他、不動産売買における確定・確認の重要性など、基本的なものから応用的な業務まで、実務修習・大島道場で得られた知識の汎用性は高いと感じています。仕事で触ったことのない領域の業務に直面した時に、「そういえば」という感じで実務修習の際の資料を見返すと、発見も多く、また当時はまだまだ理解が浅かったと感じて、味わい深いです。
不動産鑑定士試験で得られた知識は多かったと思いますが、実務修習はそれ以上の学びがあると思います。大島道場は指導鑑定士の先生、同期、OBOGと学びの場所、出会いの場所が多く用意されていますので、単に資格の取得を超えて、自分の成長に繋げられたと感じています。

二瓶 雄太郎さん

  • 16期生 1年コース
  • 令和5年 修了考査合格
    (司法書士(司法書士法人代表)、土地家屋調査士(個人事務所運営))

合格後の予定は?

独立開業

大島不動産鑑定を選んだ理由は?

本試験終了後、確か10月頃だったかと思いますが、LECで実務修習に向けた実務家講演会があり、その登壇に立たれたのが大島先生でした。1年コースがいくら大変でも2年コースよりいかに有利か理論的にご説明され、大島道場では鑑定業務未経験の様々な属性の方が実務修習を乗り越えてきたと伺いました。既に他業種の事務所を構えている私は、どこかの鑑定業者に就職して実務修習を受けるわけにもいかず、一刻も早く開業しなければと思っていましたので、大島道場にお世話になろうと講演会が終わらないうちに既に心は決まっていました。本試験の結果や、仕事と実務修習の両立に不安を抱えていた私は、講演会終了後、大島先生に相談させて頂き、先生からの「大丈夫」という一言で、気持ちが前を向いたのを覚えています。

苦労したことや工夫したことは?

事務所の司法書士や従業員に助けてもらっていたものの、仕事と実務修習の両立は大変でした。依頼を最速で処理し、なんとか実地演習をこなしていたのですが、いよいよ大詰めの修了考査対策の時期に仕事で大規模案件が3件も重なり、全く勉強が進まなくなりました。記述対策も面接対策も最低限若しくはそれ以下のことしかできず、不安しかない最悪の心理状態で本番を迎えました。それでも、記述式については大島先生の過去問と予想問題を粛々と解き、1年間ちゃんとやってきたからと自分に言い聞かせ、面接対策では先生方からの指摘事項をしっかり叩き込み、対象不動産や事例不動産を実地調査時のビジュアルで思い起こすことを意識し、どういう方針でどういう分析をして評価書を書いたのかということをとにかく頭に入れ、その根拠に自信を持って答えられるようにし、何とか乗り越えることができました。

楽しかったことは?

仕事柄、これまでも多くの不動産に関わってきましたが、司法書士はその権利関係を主眼とし、土地家屋調査士は不動産の現況を主眼とするので、不動産鑑定士とはまったく視点が異なります。実務修習を通して様々な角度から様々なベクトルで不動産をみることができるようになったことは、とても新鮮ですし、楽しかったです。
ただ残念なことに、我々16期生はコロナ禍での実務修習でしたので、全4回の基本演習も全てリモートで行われ、ほとんどの同期と顔を合わせることもなく終わってしまいました。もっと飲み会したかったです。

後輩へのアドバイス・合格の秘訣は?

大島道場には多くの指導鑑定士の先生や赤ペンをしてくれる鑑定士の先生が在籍しています。私は一つ一つの事に深く考えすぎるところがあるのですが、鑑定業務未経験ということもあり、実務修習中はキリがないくらい疑問点が湧いてきました。その度に、色々な先生に質問をし(先生方には「またこいつか」と思われていたかもしれませんが…)、色々な考え方を教えて頂きました。このことは、実務で実際に鑑定評価を行う際、考え方に幅を持たせることができ、色々な選択肢を持つことにつながると思います。何でもかんでも質問できるのも実務修習の時だけですので、疑問点は後に残さず、修習中は是非先生方を質問攻めにしてください。

黒尾 真也さん

  • 15期生 1年コース
  • 令和4年 修了考査合格(消防士)

合格後の予定は?

鑑定会社へ転職後、将来は独立開業すること。

大島不動産鑑定を選んだ理由は?

大島道場では、私のような異業種かつ地方で、実務経験が無い人でも受入れが可能であること、また、実務経験豊富な指導鑑定士の先生方が多く居られることから、受験生時代から合格後は大島道場の門を叩きたいと考えておりました。実際に、全くの異業種であった私に不動産鑑定業界のイロハから始まり、鑑定を取り巻く他法令等の専門的な講義、さらに具体的な評価書記載方法まで親切丁寧に御指導頂き、最終的に、1年という短期間のなか消防業務と同時並行ではありましたが、濃厚な実務経験・知識を獲得し、修了考査に無事合格する事ができました。私は、現在消防士を退職し、地方で鑑定2年目の若輩ですが、大島道場でじっくりと1年間かけて得た知識が糧となり、そのまま100%実務に活かせています。

苦労したことや工夫したことは?

当初、消防業務と実務修習とのスケジュール管理に頭を悩ませていました。特に実地演習での13類型の評価書は修了考査の合否に直結するため、早め早めに準備を行い作成しなければと考えていました。しかし、私は実務経験がなく鑑定評価書を作成したことが無かったため、原案の作成や修正等、具体的にいつまでに何をどこまで行えばいいのか、また、評価書作成にはどれぐらいの時間がかかるのか全く分からず、消防業務と同時並行でこれらの作業が本当に可能なのか、と不安な気持ちで一杯でした。しかし、大島道場では13類型の提出毎にスケジュール管理が為されており、さらに類型毎の講座や指導鑑定士の先生方との指導日についても、前以て日時管理・調整して頂けるため、早期に予定を組むことができ、自ずと不安は払拭されました。本業との両立には苦労しましたが、適切なスケジュール管理をして頂いたお陰で無事乗り切ることができました。

楽しかったことは?

特に思い出に残っていることとしては、実務修習全般ですが、実地演習における対象不動産を全て東京で設定して頂いたこともあり、田舎者の私には現地調査が一番楽しかったと記憶しています。私は今までの人生で東京に数回上京した程度ですので、純粋に東京の現地調査は楽しく、時間が許すなら近隣地域や周辺地域だけでなく同一需給圏全部見て回りたいなぁとも考えておりました。地方とは桁が違う東京の地価水準に触れることも出来ましたし、また、現地調査の合間には周辺の人気飲食店巡りをするなど、自分がおっさんであるのを忘れてウキウキで都会を満喫しておりました。

後輩へのアドバイス・合格の秘訣は?

近年、国交省のモニタリング実施結果が大変厳しい状況にあり、複数の鑑定士に行政指導が多発していると聞き及んでおりますので、鑑定士登録後に御自身の身を守る為にも、最新の法令等や必要的記載事項等を適切に指導して頂ける本道場のような修習先を選択されることを強くお勧めします。

木村 承哲さん

  • 16期生 1年コース
  • 令和5年 修了考査合格(会社員(同族会社勤務))

合格後の予定は?

大手鑑定会社へ転職・経験を積んだ後に独立もいいかなと考えています。

大島不動産鑑定を選んだ理由は?

本試験に合格した時点で既に40歳を超えており、まず鑑定士のライセンスを取得しないと転職は厳しいと思っていたところ、LECで大島先生の講習に参加し、是非にと思い面談を申し込みました。東京の事務所で大島先生と面談をしたところ、感じのいいおっちゃんだったので(笑)そのまま修習を申し込みました。

苦労したことや工夫したことは?

比較的に自由に時間を確保できる状況だったので、正直あまり苦労はしませんでした。
コロナ禍が終息してなかった関係で、最初の物件調査実地演習以外は、ミーティングから研修、基本演習まですべてオンラインだったのは残念でしたが、裏を返せば自分のペースで全類型をまとめられたのかなと思います。本当に時間に余裕があったので、同期の修習生や先輩方の評価書と自分のものを比較したりして、境界から指摘を受けない実地演習報告書を作成できたと思います。

楽しかったことは?

上述のとおり、ほとんどの行程がオンラインだったため、修了考査で修習同期と「初めまして」だったのは笑い話です。口述考査が終わった後の慰労会、合格祝賀会がやはり印象に残っています。コロナが恨めしい限りです。

後輩へのアドバイス・合格の秘訣は?

提出物(実地演習報告の鑑定評価書)を体裁から内容までなるべく丁寧に仕上げてください。毎回の指摘がない(少ない)、つまり非認定を受けずに済むのはもちろんですが、修了考査もかなり楽になると思います。わからないことがあったら、まずは自分で調べて、それでもわからない場合や、調べたことの確認のために指導鑑定士の先生方に質問した方が確実に実になります。修習期間の1年(または2年)は、あまり先のこと(修了考査)を考えず、目の前のことに集中した方が将来的にもプラスに作用するはずです。

Aさん

  • 中途 1年コース
  • 令和5年 修了考査合格(補償コンサルタント勤務)

合格後の予定は?

そろそろ開業します。

大島不動産鑑定を選んだ理由は?

私は論述試験合格後、Uターン転職し、生まれ育った地元の鑑定業者で修習生として働いていました。しかし、修了考査は無念の撃沈。これはまずいと痛感しましたが、修習期間満了と同時に、勤めていた鑑定業者も退職しており、どうしようものかと路頭に迷っておりました。
2年コースなら、ある程度やっていれば「合格」すると風の噂を信じていた私は、真剣に取り組まなければならないと、これをもってようやく気付きました。
そこで、予々、人伝てに聞いていた「大島道場」の門をたたきました。仕事をしながら実務を身につけるのではなく、予備校の様に、講義やウェブミーティングを通じて試験対策をきっちりと教えてくれること、何より当道場の修習生の合格率が高いことを知った私には、「この道場しかない」と強く思ったことがきっかけです。

苦労したことや工夫したことは?

大島道場では、コンテンツもやることも盛りだくさん。道場生共通だと思いますが、大島道場の講義から、評価書の作成、グループでのミーティング、自分の勉強まで、とても忙しい。私は3年目でしたので協会の講義はありませんでしたが、口述対策のために再履修分だけ評価書を新たに作り直したので、月1、2本のペースで評価書を作成していました。評価書の完了後は修了考査対策の勉強や講義と、仕事以外は自己研鑽に勤しみ、試験まで修行僧のような所業でした。

楽しかったことは?

3年目の修習生など物珍しいものですが、中年同世代の再履修組と、ああでもない、こうでもないと講義を受けることで実務に対する理解が深まり、一緒に苦労して勉強していくことで強い連帯感が生まれることは、久々に新鮮な体験で、とても楽しかった。今でも、鑑定に関してわからないことがあれば何でも相談できるし、全国津々浦々のネットワークができて、なかなか頼もしいです。

後輩へのアドバイス・合格の秘訣は?

令和に入ってから修了考査の合格率は大きく下がっていますが、真剣に取り組めば、1年コースでも十分に合格できると思います。
ただ、修了考査対策のやり方がわからないのは受験生共通で、試験対策をしっかりしてもらえる環境になければ、修了考査に特化したところで学ぶのも一つの方法だと思います。
私が大島道場で学んだことは、現行の鑑定に対する考え方や、適用手法のトレンドなど、実務に通ずるところが大きく、今でも本当に役に立っています。
みなさん、仕事や家事をこなしながら修了考査に挑むのは大変ですが、本当に良い機会なので、是非がんばって、精進してください。

原 靖浩さん

  • 12期生 2年コース
  • 令和3年 修了考査合格(信託銀行勤務)

合格後の予定は?

独立開業(宅建業兼不動産鑑定業)

大島不動産鑑定を選んだ理由は?

2020年8月初、修了考査の口述試験や1号再考査で涙をのんで、同じく3号再考査へ回った大学院同期の実務修習生と指差し確認の末、大島道場・実務修習専用回線をダイヤルした際のやりとりは記憶の奥底にこびりついて離れません。
大島道場の指導・フォロー体制が充実していることや合格実績が業界No.1であることは13期基本演習の実務修習生仲間から聞き及んでいました。
電話を受けていただいたのは大島先生だったと思います。
(原)「現在3号再考査受験を検討している実務修習生です。8月31日までに2類型の鑑定評価書を提出しなければならず途方に暮れてしまっているのですが、3号再考査受験生を今からご指導いただけるでしょうか?」
(大)「大丈夫ですよ!」
案ずるより産むがやすし―こうしてあっけなく3号再考査受験生として入門をお許しいただいて、「大島道場を選んだ」というより「大島道場に救われる」かたちで、我々3号再考査受験生2名は実務修習合格へ続く険しい道程へ再び一歩を踏み出すことが適ったのでした。

苦労したことや工夫したことは?

やはり2020年8月初~8月31日の実質3週間で2類型の鑑定評価書(「大規模画地」「業務用ビル」)を作成・提出した経験を挙げさせていただければと思います。人並に苦労はしましたが、気づきや学びの極めて多い充実した機会をいただき感謝の気持ちで一杯です。
大島先生におかれては、鑑定評価書作成・提出サイクルが異なる3号再考査受験生のみを対象とする特別チーム「再考査組(通称:倍返しチーム)」を編成し、しかも前線で活躍中の一級建築士兼不動産鑑定士の先生を外部から招へいのうえ我々チームを専担すべくお取り計らいいただきました。
緊急質問の発生やファイルの破損等のSOSの際は指導鑑定士の先生ともども押っ取り刀で駆け付けてくださり、応急措置から入退院手続きまで適時親身に面倒をみてくださったことも忘れることができません。

楽しかったことは?

コロナ禍中の実務修習で専らweb勉強会で口述試験対策をご指導いただきました。そんな中、大島先生はじめ指導鑑定士の先生方と他の実務修習生とのロールプレイを視聴することが得難い気づきや学びを得ることに直結していて時の経つのを忘れるくらい楽しい時間でした。
時折、指導鑑定士の先生方に対する不規則発言も散見されたように記憶しています。が、そこは指導鑑定士の先生方は大人でいらっしゃるので、一部の実務修習生の曲者発言もものかは、淡々とロールプレイを捌いていく指導姿勢に「さすがプロ!」と感銘を受けたことも一度や二度ではなかったかもしれません。

後輩へのアドバイス・合格の秘訣は?

本稿の読者が日々多忙で思うように時間がとれないことを承知の上であえて申し上げれば「鑑定評価書の中に、重要論点や頻出論点のほか、口述試験で訊かれそうな法規制・条例や物件固有の特殊事情など縷々盛り込んで詳しめに作り込んでおくほうが得策」という鑑定評価書作成に際しての基本的な考え方を今一度強調させていただければと思います。
率直に申して、鑑定評価書の出来が水準以上であれば口述試験の出題範囲が既往の傾向に即した極めてオーソドックスな範囲内に収まっていた印象が強くあります。この点はおそらく殆どの修了考査経験者に賛同いただけるのではないかと信じます。
もとより口述試験では、自分自身が作成した鑑定評価書そのものが考査会場の机上にポンと置かれています。修了考査委員の質問に対し、いざとなったら関連する頁を開いて、鑑定評価書に目を通しながら回答することが出来る、と思うだけで全然安心感が違って来るのです。
正に備えあれば憂いなし、です。

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